ええと、ほんと、もう最後にしたい盗作問題である。
コミケの前後にはなにかとネット社会が騒がしくなるようで、
夏コミ終了後はオリンピックロゴ問題や非公式アンソロジーについて、twitterではいろいろな意見が飛び交った。そのことについて、辞めればいいのについつい老婆の心で記事を書いてしまったのだが、その余波がいまごろやってきた。と思う。
直後も三年前のあの事件と同様、某スレッドで叩かれて不愉快になったが、だいたい文句を言いたい人間はどこにでもいるものであって、そんなことを気にしていたら創作なんかできないのである。
それにしても、そもそもの発端はわたしの著作権侵害事件にあり、こちらは全くの被害者なのに、三年以上経ってもまだ心穏やかにならないのが最大の不幸だ。
そう、お察しの通り、またぞろ私の盗作者HN「みのが接触してきたのである。
たぶん、冬コミが近いせいかと想像するがその根拠はあとで。
メールの内容は、おおむね
わたしの最新ブログ記事に、「みのが再びトレパクをしているとの連絡があった、悔い改めたというのは嘘だったのかとがっかりした、との記載があり、
自分は誓って盗作をしていない、信じて欲しい、メールに書いたのは本心で、だましてはいない、
というものだった。
確かに、夏コミ後のtwitterでの騒動のさい、情報通の同人仲間から「みのが再びトレパクをしていると伝えられ、がっかりしてその旨をブログに書いたのだった。
その盗作作品は、ロトスコープ動画というもので「みのはニコ動にUpしていたらしい。
みのはこう書いていた。
あれにはトレース元のクレジットをつけている、盗作をした覚えは全くない。

ええと…。
以前、「みのが自分がやった盗作を他人のせいにし、自分は被害者だとtwitterで自作自演した言葉じゃないですけど、え、ちょっと待って。
クレジットをつければ盗作ではないってどこで習ったの?
その後、再び情報通の仲間から教えられたところによると、
トレース元は宝塚歌劇のミュージカル「ドリームキングダム」中のダンス
だそうだ。webかどこかで動画を拾ってきてトレースし、スケートアニメのキャラでロトスコープ動画にしたらしい。
これは完璧に著作権侵害に値する。
まず、踊りの振り付けにも著作権はある。仲間内で真似して踊る、などであれば問題ないが、ニコ動のような多くの視聴者へ向けて発表することは違反になる。(こう書くと、踊ってないもん、アニメだからいいんだもんなどと言う人が出てくるだろうが、そんなわけにはいかない。振り付け自体が創作物だからだ)
さらにその動画(侵害行為作成物、って法律上は言うんだよ)をYouTubeやニコ動など、またpixivなどの投稿サイトで配信することは、「公衆送信権の侵害」となる。
それにしても、なぜこのわたしにメールしてきたのか。
これではやっぱり著作権についてまったく理解していないと親告するようなもので、ほとんどやぶ蛇だ。
「トレース元をクレジットした」てのは、
どこかの野菜畑で美味しそうな野菜があったのでとってきて、すてきな料理にしてインスタにあげたけど、
お野菜は○○さんの畑からちょっと拝借したものです、
クレジットあるから盗んでないよ~料理したのわたしだし、悪くない!
ってのと同じなんですけど?


わたしは彼女が二次創作作品で活動しているpixivのアカウントへ確かめに行った。
すると、まだ他にもYouTubeにトレース動画をアップし、ニコ動とYouTubeの動画は著作権侵害の通報で削除されたとお知らせが書かれていた。
なるほどと合点がいった。
たぶん、彼女はわたしが通報したのか、それともわたしのブログのせいでうぉちゃが活性化して通報したのだと思ったのだろう。
冬コミを前に、同人誌を造る際またいろいろ言われると危機感を持ったのかも知れない。
いや、わたしは関係ないんですけど。
もはや、「みの氏がどんなパクリをしようとも、わたしのコンテンツでなければ、
「ああ、またやったのね、しょうがないわよね」
ぐらいにしか思わないし、かつてのようにわたしのような被害者を出したくないなどと殊勝な気持ちにはならない。
そして、通報による削除は当たり前のことだ。実際に著作権を侵害しているのだから。
みの氏の最大の問題は

それがトレパクだと言われたら返す言葉もないのですがクレジット記載をし、盗作した覚えはまったくなく、純粋な作品愛で創作したものです。

と書かれていたように自分が盗作していないと思っているところだ。
みの氏はまず適当にググるなどせずにきちんと書籍を読んで著作権について勉強した方がいい。ちゃんとした大学を卒業しているのだから。
「悔い改めた」のは信じるし、「もう盗作をしない」という気持ちも信じよう。(何度も言うようだが、檜原まり子、性格は悪いが人はいいのだ。さらにストックホルム症候群にかかり始めているような気がするのだが、まあ、いい)
しかし、「誓って盗作はもうしません」宣言は勉強のあとだ。でないと、「またやった」と言われるから。



このあたりが初心者にはいいだろう。

みの氏は以前、これまでの自分の行状をブログに書いて謝罪したいとメールしてきた。そのさい、わたしは、炎上にガソリンを補給するようなものだから勧められないと返事をしたが、もしあなたが今後も「虹創作を続けたい」と真剣に思うなら、ブログを書いて公開し続けるのも手かも知れない。そこで「トレースはしていない」と反論することも可能だからだ。
今回の動画の件を「著作権侵害はしていない」と表明したら炎上したろうが、それはそれで、真実(著作権侵害しているということ)を教わることもあるしね。あなたはそのほうがいいかもしれない。いちいちわたしがこうやってブログで訂正するのは疲れるから(苦笑)。
あなたが今でもうぉちゃに監視され、描いたものを検証され、通報されるのは、わたし以外の人にいっさい謝っていないからであり、謝らない以上今後も検証は続くだろう。あれだけのトレパクをしたんだからほぼ自業自得なんであるが、もしそれでも虹創作が続けたいなら我慢するしかないのだ。本当に虹創作を愛しているのなら。
だが言っておく。真の虹創作者であれば、好きキャラが頭の中で動き出し、勝手に物語を紡いでくれるんだよ。トレース動画も作品愛と主張するのなら、自分だけで楽しむか、もしくは技術を磨いてトレースしなくても作れるようになってから発表すべきだ。
実力以上の評価を求めて他人のコンテンツに好きキャラを載せて「いいね」を稼ぐのは、単なる承認欲求にすぎない。
ただ、わたしの意見になど耳を傾ける必要はない。わたしはあなたの理解者ではないし、そのつもりもない。個人は自由であり、あなたはやりたいことを好きにやればいい。(著作権侵害という罪を犯さない限りにおいてだが)
「世の中には描かずにはいられない人とそうでない人がいる」とはわたしの持論だ。だが最近はこれも付け加えることにしたと最後に書いておこう。
世の中にはパクらずにはいられない人とそうでない人がいるようだ。

11/30 追記である。

さて、記事を公開して10日余りが経ち、恐ろしいことが分かった。
その間に
HN「みのはpixivのアカウントで名前を変更し(アカウント自体を削除しないのは、フォロワーを失いたくないためだろう)
自身のトレース動画を著作権侵害で削除されたという告知を消していた。
今後の活動のために過去の著作権侵害事件を知られないよう証拠を消したのに違いない。
本当に反省しているのなら、そして真摯に創作をしようと決心したのなら、
以前の行状についてきちんと向き合い、それを隠そうとはしないだろう。
「二次創作したいという度々おとずれる強い欲求と悲しむ家族の2つの間で揺れています。」
などと書いてきたのはまたしてもまっ赤な嘘だったのだ。
家族を悲しませないただ一つの方法は、あなたが誠実になることだけだ、
わたしってほんと、人がよすぎるよなあとまた反省した。
もう本当に「みのには関わりたくない。
今後も「みのは盗作を続けるだろうし、ひとを欺き続けるだろうが、
それも彼女の生き方だ。
わたしには何も言うことはない。
ただ、前回最後に書いた、
世の中にはパクらずにはいられない人とそうでない人がいる
は、やはり正しかったようだ。